記事検索はこちらで→
2020.06.04

WING

ロシア、東部軍管区内の射撃場にUAV模した標的群設置

狙撃兵レンジで、車載火器レンジ等拡大も計画

 ロシア国防省は6月3日(ロシア現地時間)、東部軍管区内の射撃訓練場に無人航空機(UAV)を模した標的群を設置したと発表した。
 これはUAVの役割増加と現代の軍事紛争での経験分析から求められたもので、新しい標的群は航空機タイプとクアッドコプタータイプを模したものになっており、また射撃者の使用武器によって違う範囲と高度をとる様設定しているとのこと。
 現在は狙撃訓練用の射撃レンジに標的群を設置しており、ロシア軍の夏期訓練の一環として、既に狙撃兵が訓練を開始しているところで、将来的には同様の一般兵の射撃レンジや、戦闘車両搭載火器の射撃レンジにも設置することを計画しているという。
 ロシア国防省はこうした施設を設けて訓練することで、「小さな滞空目標に対する射撃を修得することは、偵察用ドローンから部隊を守り、特殊状況下での迅速且つ正確な射撃能力を強化する」と述べている。

 

※写真=偵察用ドローンなどUAVに対する射撃訓練を極東ロシア軍では開始している(提供:ロシア国防省)