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2020.06.04

WING

エアバスヘリ、「e-Delivery」方式で機体を初納入

新型コロナ感染拡大防止で機体納入方式に変化

 エアバスは6月3日(仏現地時間)、ノルウェーのヘリトランスがエアバスが開発した「e-Delivery」プロセスを用いて、ヘリコプターを受領したことを発表した。「e-Delivery」プロセスを使ってヘリコプターを受領した顧客は、ヘリトランスが初めて。
 「e-Delivery」は、新型コロナウイルスの感染拡大で、感染拡大防止と安全に関する各種制限を遵守しながら機体を納入することができるようにするために考案したプロセス。ノルウェーのトロンハイムに拠点を構えるヘリトランスは、この「e-Delivery」の手続きを経て、2機のH125型機を受領することに成功した。
 エアバスによると、「e-Delivery」では、エアバス社の認定スタッフが実施した飛行試験や検査結果を顧客が受け入れることを前提とするもの。その主な要素には、顧客の受け入れテストを含む拡大テスト飛行、ヘリコプターの映像による検査と異物確認、全てのアイテムの消毒作業、さらには機体の文書関連の検証作業などが含まれているという。・・・

 

※写真=エアバスは「e-Delivery」方式で機体を初納入。初の顧客はノルウェーのヘリトランスとなった(提供:エアバス)