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2020.06.03

WING

国内空港利用、コロナ影響で4月の旅客9割超減

国際線旅客は前年比2%弱、貨物量は比較的緩やか

 新型コロナウイルス感染症の影響は、航空需要へ甚大な被害をもたらしたことを改めて示した。東京航空局ならびに大阪航空局はこのほど、管内の空港利用4月速報値を発表し、旅客数で前年同月比9割超の減少、貨物量で3割超の減少となったことを明らかにした。
 東京航空局所管の35空港では、旅客数が92.6%減の98万2865人で、そのうち国際線旅客が98.2%減の8万6839人、国内線旅客が89.4%減の89万6026人だった。貨物量は32.9%減の19万688.348トンになり、うち国際貨物が26.4%減の15万9128.183トン、国内貨物が53.5%減の3万1560.165トンとなった。
 一方の大阪航空局が所管する61空港では、旅客数が91.2%減の114万5641人になり、そのうち国際線旅客が99.8%減の7033人、国内線旅客が87.5%減の113万8608人になった。貨物量は36.7%減の9万9214.712トンのうち、国際貨物が26.3%減の6万9119.749トン、国内貨物が52.2%減の3万94.963トンだった。・・・

 

※表1=東京航空局の所管空港4月利用速報値(提供:東京航空局)

※表2=大阪航空局の所管空港4月利用速報値(提供:大阪航空局)