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2020.06.03

WING

ラトビアとエストニア、カール・グスタフM4を共同調達

21年から24年にかけて納入、調達数量は不明

 サーブは去る5月26日(スウェーデン現地時間)、ラトビアとエストニアから無反動砲「カール・グスタフM4」を受注したと発表した。この契約はスウェーデン国防装備庁(FMV)が2019年6月に締結した協定に基づくもので、ラトビアとエストニアは10年の間、カール・グスタフM4を共同発注出来ることになっていた。
 サーブは、ラトビアとエストニアへの納入は2021年から2024年にかけて納入する予定としているが、両国の具体的な数量は明らかにしていない。
 カール・グスタフM4は歩兵携行式の無反動砲で、スウェーデン軍を始め、米軍など世界各国が採用している傑作無反動砲の最新型。日本では陸上自衛隊がカール・グスタフM2を「84mm無反動砲」(84RR)として、全国普通科部隊や機甲科部隊などに配備しているほか、カール・グスタフM3を「84mm無反動砲(B)」として水陸機動団などに配備しているところ。サーブは、・・・

 

〈カール・グスタフの参考諸元〉
▼全長および重量
・M2(84RR)=全長1130ミリ、重量14.2キロ
・M3(84RR(B))=全長1065ミリ、重量10キロ
・M4=全長1000ミリ以下、重量7キロ以下

 

※写真=ラトビアとエストニアがカール・グスタフM4を共同調達する(提供:サーブ)

※画像=対戦車榴弾だけでなく、榴弾や照明弾、発煙弾など様々な弾種を撃てるのが無反動砲の強みだ(提供:サーブ)