陸型イージス配備再調査、7月10日まで延期

3度目の延期、新型コロナで進まず「やむを得ない」

　防衛省は、秋田県の新屋演習場を含む東北地域のイージス・アショア設置再調査について、期限を延長して7月10日までに結果を示すことに決めた。3月、4月と延ばして、これで3度目。河野太郎防衛大臣は、新型コロナウイルス感染症の影響がかなり大きく、依頼する業者が「テレワークをやっているということで、機材・システムの関係で、中々調査が当初の予定より進まないのは、やむを得ないとしか言いようがない」と述べた。候補地選定の最終的な時期については明示せず、改めて再調査に力を入れる考えを強調。「のんびりやっていいというつもりはないが、コロナの状況もあったので、そこはしっかりやる」と述べた。
　河野大臣は、計画どおりに進まない状況について、テレワークを行っている企業から、うまく機能しているところがあれば、やはり「うまくいかないところもあるようだ」と説明した。防衛省・自衛隊でも、テレワークの機材数が限られるとし、計画どおりにいかない状況に理解を示す。・・・