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2020.06.01

WING

防衛省・自衛隊、感染症対策で1段階遅れで緩和へ

国民守る自衛官、緩めるフェーズ慎重に対応

 防衛省・自衛隊は、新型コロナウイルス感染症に関する政府の緊急事態宣言解除を受けて、対応する新たな活動の指針を打ち出したところ。指針では、政府による「新しい生活様式」の実践に努めることとして、行事などの開催については、政府の感染症対策本部が定めた段階的な緩和を1段階ずつ遅らせる独自の方針を取って、通常の状態へ段階的に移行する構えだ。
 感染症対策本部が示した考え方では、緊急事態宣言を解除とした5月25日からステップ1として、おおむね3週間ごとに制限を段階的に緩和していくこととした。予定では、6月19日からステップ2へ、7月10日からステップ3へ、そして8月1日からは移行期間が終わることになる。しかし防衛省・自衛隊では、国民の命と安全を守るべき自衛官が、国民を脅かすような事態を生じさせてはいけないとして、今後の段階的に緩める措置に対して慎重な姿勢を取る。感染症対策本部の示した段階を踏まえつつ、6月19日を目途にステップ1へ移行する。ステップ2へ移行するのは7月10日が目途だ。ステップ3は8月1日を目途に移行するという。
 そのため、防衛省・自衛隊の行事の開催については、6月19日までは緊急事態宣言解除前とは大きく変わらない。部外者の参加を前提とした行事などは、原則中止または延期する。防衛省・自衛隊主体の行事なども部外者が参加するものは、・・・・・・・・・・。

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