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2020.05.29

ウイングトラベル

★JAL4月実績、国際線旅客はわずか1万6039人

 新型コロナ影響、国際線旅客98%減、国内線も88.6%減少

 日本航空(JAL)グループが5月28日に発表した4月の旅客輸送実績によると、JALグループ(JAL・JTA)全体の国際線旅客数は、前年のわずか2%(前年同月比:98%減)に留まる1万6039人だったことが明らかになった。一方、国内線(JAL、J-AIR、HAC、JTA、JAC、RAC)の旅客数も11.4%(同:88.6%減)となっており、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、各国政府が講じた厳しい出入国規制や国内の移動の自粛の影響を、如実に受けたかたちだ。
 JALグループが昨年4月に輸送した国際線旅客数は827万7987人。国内線に至っては3378万3710人もの人々が、JALによる空の旅を楽しんだ。しかしながら新型コロナウイルスが世界各地で猛威を奮った今年の4月の旅客輸送実績は、全く様相の異なるものとなってしまった。
 JALの国際線は路線ネットワークは崩壊しており、4月の実績をみてみると、米大陸線の旅客数はわずか5095人、欧州線は1330人、東南アジア線も8233人に留まった。さらにはハワイ・グアム線の旅客数は328人、韓国線は496人、中国線も557人と大きく1000人を割り込み、オセアニア線に至っては0人となり、あらためて厳しい出入国制限措置によって、航空会社が甚大な影響を被っている現状が浮き彫りとなった。