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2018.06.11

WING

関西エアポート決算、純利益前期比67%増の169億円

訪日増加で国際線好調、非航空系収入が大幅拡大

 関西エアポートが発表した2017年度連結決算は当期純利益が67%増の169億円となった。旺盛な訪日需要を成長ドライバーに、発着回数・旅客数ともに過去最高を記録したことや免税店売上など非航空系収入が急伸したことなどを背景に、営業収益は前年同期比15%増加した2064億円、損益面でも営業利益が40%増の529億円、経常利益は60%伸びた418億円となるなど、大幅な増収増益を記録した。
 関西エアポートの業績が好調な最大の理由は、やはり関西・伊丹両空港における旺盛な航空需要。関西エアポートが運営する関西空港、伊丹空港の航空需要は軒並み好調に推移しており、主に韓国・香港・東南アジア方面の国際線が増加した結果、関西空港の発着回数は年度ベースで過去最高を更新。カンタス航空、ジェットスター・パシフィック、S7航空などといった新規就航キャリアのほか、増便などが相次いだことで、関西空港の発着回数は6%増加した18万8000回を記録。関西・伊丹両空港をあわせた発着回数でも3%増えた32万7000回に達した。
 旅客数ベースでみても、関西空港の国際線旅客数が2190万人と、年度として初めて2000万人超えを達成。これにより、同空港の国際線・国内線をあわせた旅客数は12%増加した2880万人となった。

 

※写真=旺盛な航空需要を追い風に業績も好調な関西エアポート。写真は関西空港