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2018.06.08

WING

NICT、サイバー攻撃実態把握で「タチコマSA」

実証実験開始、攻撃の観測・分析や悪性サイト遮断など

 情報通信機構(NICT)は、人気アニメ『攻殻機動隊REALIZE PROJECT』と連携して、ウェブを媒介とするサイバー攻撃の実態把握と対策技術の向上のため、ユーザ参加型の実証実験をスタートした。「攻殻機動隊S.A.C.」シリーズに登場するキャラクター「タチコマ」をモチーフに、ウェブ媒介型攻撃対策ソフトウェア「タチコマ・セキュリティー・エージェント」(タチコマSA)を開発。サイバー攻撃の観測・分析を行うほか、悪性ウェブサイトのブロック、さらにはユーザーに警告やアドバイスなどを行う。
 この実験はNICTの委託研究「Web媒介型攻撃対策技術の実用化に向けた研究開発」(WarpDrive)を通じて行われているもの。WarpDriveでは、実証実験を通して「電脳空間におけるタチコマ・リアライズ」を進め、Webの安全性向上を目指す。これは産学連携のプロジェクトで、NICTと共に、KDDI総合研究所、セキュアブレイン、横浜国立大学、神戸大学、構造計画研究所、金沢大学、岡山大学らがプロジェクトに加わっている。

 

「タチコマSA」のダウンロードサイト

 

※画像=WarpDriveポータルサイトのトップ画面(提供:NICT)