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2018.06.07

WING

ホンダジェット、日本国内で販売スタート

丸紅エアロが個人向け代理店に、19年前半納入開始へ

 ホンダ・エアクラフト・カンパニーは6月6日、ホンダジェットの日本における型式証明取得手続きをスタートしたことを表明。さらに、ホンダジェットを日本で販売を開始することを発表した。販売にあたっては、丸紅エアロスペースを個人顧客向け販売代理店(ディーラー)に指名し、ホンダジェット・ジャパンを設立。6月6日から、受注活動をスタートした。ホンダジェットを開発・製造するホンダ・エアクラフト・カンパニーは今年5月、航空局に対して型式証明を申請しており、2019年前半に日本国内でホンダジェットの引き渡しを開始することを目指す。
 ホンダ・エアクラフト・カンパニーの藤野道格社長によれば、「日本における販売体制は、一般の個人のお客様に関しては、丸紅エアロスペースがディーラーとなるホンダジェット・ジャパンが担う。このホンダジェット・ジャパンが個人のお客様に対する販売や整備などのサービスをワンストップショップとして提供する」ことを明かした。一方、「フリートで購入するお客様に関しては、ホンダ・エアクラフト・カンパニーが直接、お客様に販売する」体制を構築することにしたという。ちなみに、日本国内で販売するホンダジェットは最新型のホンダジェットEliteのみを考えている。
 「丸紅エアロスペース、ホンダジェット・ジャパンは周辺事業についても、ホンダ・エアクラフト・カンパニー、ホンダと協力しながら、ホンダジェットをどのように普及していくかということにも、一緒に取り組んでいく」方針を示した。
 ホンダジェットが日本国内で離発着することが可能な空港は84空港。藤野社長は「東京や大阪などの大都市から日本国内の全ての都市に、ノンストップでアクセスすることができる。さらに、東京(羽田・成田)から上海までもノンストップで飛行することが可能で、中国・東海岸の主要都市もノンストップで結ぶことが可能だ」との見方を示し、「ホンダジェットを用いることにうよって、新しい交通手段を確立して、新価値を創造することを目指したい」と話し、ホンダジェットを使った新しい交通流を創造することに意欲的だ。

 

※写真=ホンダジェットの日本販売がついにスタート