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2018.06.07

ウイングトラベル

ツーリズムEXPO東京、展示商談会を開催へ

19年大阪は「大阪らしさ」で西日本観光ハブに

 今年のツーリズムEXPOジャパン東京開催並びに来年の大阪開催の発表会見が6月6日、日本旅行業協会(JATA)本部で行われた。東京開催は来場者19万5000人をめざし、4日間に延長。うちB2Bでは展示と商談を統一した展示商談会を2日間に延長して開催するとともに、国内・訪日はテーマや産業観光のエリアを設け、海外はアドベンチャーツーリズムなど5つのコーナーを新設する。大阪開催は来場者13万人を目標に、大阪を西日本の観光ハブに位置づけ、大阪・関西らしさを全面に押し出す。主催者を代表して田川博己JATA会長は、「今年の東京開催はツーリズムEXPOジャパンのホップ・ステップ・ジャンプのジャンプに当たる17年、18年の完成形となり、中身の濃いものしたい。大阪は関西ブランドの確立、25年大阪万博誘致の起爆剤にしたい」と抱負を述べた。

 

 業界日2日間で4日間に拡大、国際会議拡充
 田川JATA会長「B2B充実、中身濃く完成形に」

 ツーリズムEXPOジャパンは日本観光振興協会(JTTA)、JATA、日本政府観光局(JNTO)の観光3団体共催による国内・海外・訪日の三位一体の観光産業見本市。2018年は9月20日から23日の4日間、東京ビッグサイトで開催する。2018年の来場者目標は、前年の19万1577人を上回る19万5000人。うち業界日は5万5000人、一般日は14万人。
 テーマは、一般消費者向け(B2C)は「見つけよう。旅の新しいカタチ」、業界向け(B2B)は【創ろう。ツーリズムの新しいカタチ」で、昨年と同じだが、田川会長は今年のポイントして、規模の拡大、新しい旅の提案、国際会議の3点を挙げた。
 第1の規模の拡大は、これまで場所を分けていた展示と商談を欧米型の展示商談会に統一し、ブースで商談を行う形にした。しかもB2Bの商談会を2日間開催し、B2Cの2日間と合わせて4日間の開催に拡大する。
 第2の新しい旅の提案は、テーマ別観光を見える化し、産業観光、酒蔵ツーリズム、アニメツーリズム、エコツーリズム、街道観光、インバウンド観光総合展などを展開する。
 第3の国際会議は、20カ国の観光大臣に加えて、日本の知事など首長が2-3名を加えて開催する。また、新任のUNWTO(国際世界観光機関)のズラブ・ポロリカシュブリ事務局長、WTTC(世界旅行ツーリズム協会)のグロリア・ゲバラ・マンズー理事長が基調講演を行う。
 主要行事は、フォーラム・セミナー、展示商談会、交流会、顕彰事業の4点。展示商談会のセラー・バイヤー数は前年の991人から1065人、商談件数は6886件から7370件を目標とする。今年から展示商談会としたことで、目標設定は控えめに設定している。
 海外旅行では、アドベンチャーツーリズム、スポーツツーリズム、リゾートウェディング、留学、クルーズの5つのコーナーを新設し、新しいマーケットを特集する。
 交流会は、ウェルカム・レセプションを1カ所に統合し、国内外の来賓者、セラー・バイヤー、VJTMバイヤーの合計3000名がホールに一堂に集結して開催する。
 顕彰事業の第4回「ジャパン・ツーリズム・アワード」は、新たに特別賞として「DMO推進特別賞」「ICT活用特別賞」「UNWTO倫理特別賞」を創設する。