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2020.01.14

WING

河野防相、中東地域での情報収集活動命令発出

20日から航空隊活動開始、水上部隊2月2日編成

 河野太郎防衛大臣は1月10日、防衛省・自衛隊による中東地域の情報収集活動実施について、自衛隊一般命令を発出した。同地域を航行する日本関係船舶の安全を確保するため、既報のとおり新編成の派遣情報収集活動水上部隊として護衛艦「たかなみ」1隻と、海賊対処行動に従事する航空隊の2機のP-3Cによって、情報収集活動を実施する。活動期間は1月20日から12月26日までで、水上部隊を2月2日に編成して、活動海域のオマーン湾、アラビア海北部、バブ・エル・マンデブ海峡東側アデン湾公海へ進出する。
 河野大臣はこの日の閣議後会見で、日本のエネルギー輸入が同地域に依存しているため、この情報収集活動が「極めて重要だと思っている」との考えを改めて強調。緊張が高まる地域であるからこそ、日本関係船舶の航行の安全に必要な情報収集活動を「しっかりと強化していかなければならない」と意欲を示した。またこれは、独自の派遣であり、米国主導の国際海自保安機構(IMSC)には所属しないため、米艦の防護や後方支援を行うような状況を「想定していない」と述べた。・・・

 

護衛艦の補給港、活動海域に面する国で実施