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2020.01.08

WING

年頭所感 全日本空輸 平子裕志社長

国際線充実「すべてのひとに優しい空」を

 いよいよ今年「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」が56年ぶりに日本で開催される。ANAはオフィシャルエアラインパートナーを務める。今年もANAは国際線ネットワークを充実させる。3月16日に成田空港からロシア・ウラジオストク線、夏季ダイヤでは羽田空港からミラノ線、ストックホルム線、イスタンブール線、モスクワ線、中国・深セン線を新規開設する予定。
 さて、東京1964オリンピックの後に開催された第2回パラリンピックには21か国から375人の選手が参加した。東京2020パラリンピックは160を超える国・地域から史上最多の4400選手が東京に集結する。パラリンピック競技の中で今大会から導入されるユニバーサルリレーは、障がいの異なる4人の選手がつなぐのはバトンではなく“タッチ”。スピードを落とさず適切な場所にタッチすることは想像するよりはるかに難しい。
 ANAも文化・言語・国籍・年齢や性別・障がいなどを問わずすべてのお客様からタッチいただけるよう、世界トップレベルのユニバーサルなサービスを提供するエアラインになりたいと願っている。モノだけではなく心をバリアフリーにして「すべてのひとに優しい空」を目指す。
 東京2020大会が平和の祭典として成功するために微力ながらも貢献できればと切望している。

 

※写真=平子裕志ANA社長(ANA公式サイトから)