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2018.06.05

WING

JAXA、はやぶさ2のイオンエンジン連続運転終了

 長旅続けた「はやぶさ2」、いよいよリュウグウへ

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星■Ryugu(リュウグウ)へ向けて航海を続けている小惑星探査機「はやぶさ2」に関して、第3期イオンエンジン連続運転を正常に終了したことを発表した。
 JAXAによると、去る6月3日の探査機運用において取得したテレメトリデータにより、6月3日15時16分(日本標準時)をもって、正常に終了したことが確認できたという。
 今年1月10日から開始した連続運転の時間は約2426時間となり、「計画どおりの稼働時間となっている」と評価した。
 「はやぶさ2」は2014年12月3日に打ち上げられ、2015年12月3日に地球スイングバイを実施。複数回のイオンエンジンの連続運転を実施して長い航海を続け、今月から来月にかけていよいよ小惑星Ryuguに到着する予定だ。その後、搭載ローバーの着陸機を投下して運用して、科学観測や試料採集を実施する計画。来年11月から12月にかけて小惑星を出発し、地球への帰還は2020年11月から12月を予定している。

※画像=はやぶさ2が第3期イオンエンジン連続運転試験を計画通りに終了(提供:JAXA)