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2019.12.18

ウイングトラベル

TOTO、訪日ムスリム旅行者のトイレ実態調査

水洗浄便座認知度100%、普及整備が必要

 TOTOによる観光・出張目的の訪日ムスリム旅行者のトイレ利用調査によると、回答者の95%が「温水洗浄便座の利用経験あり」で、うち82%が「あれば必ず使う」、13%が「たまに使う」と回答、認知度はほぼ100%だった。温水洗浄便座がムスリムの生活習慣のニーズに対応しているとの結果が出た。
 訪日中は「今後好んで使いたい公共トイレ」と「今後二度と使いたくない公共トイレ」の共通理由は、「清潔性」と「温水洗浄便座付き洋式トイレの有無」だった。
 また、訪日ムスリム旅行者の99%は排泄後に必ず手洗いし、うち89%は石けんを使用して公共トイレの洗面台で手洗いを行っていることも調査で分かった。
 イスラム教は「豚肉やアルコールを口にしてはならない」規範と同様に、「排泄後は排泄部位を水で洗わなければならない」という規範がある。

 

※写真=訪日ムスリム旅行者