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2018.06.05

WING

IATA、18年の航空会社利益を46億ドル下方修正

 大幅な燃油費上昇や人件費増加で利益圧迫

 国際航空運送協会(IATA)が6月4日(現地時間)に発表した、2018年における世界の航空会社の利益予想によると、純利益は338億ドル(純利益率:4.1%)になる見通しだ。燃油費や人件費が上昇して利益を圧迫することで、昨年12月に発表した利益予想384億ドルを大きく下回る予測だ。
 ちなみに世界の航空会社は昨年、380億ドルの利益を計上することに成功。IATAでは、2017年の利益を押し上げた一時的な税額控除などの特別会計項目によって大きく歪められているとの見方を示しながらも、この数字は当初予想されていた345億ドルを大きく上回る結果となった。
 IATAのアレクサンドル・ドゥ・ジュニアックCEOは2018年の利益見通しについて、「コスト上昇にもかかわらず、2018年には確実な収益性が維持されている」とコメント。その上で、「業界の財務基盤は2010年に始まった黒字の9年間で堅固なものとなった」と認識を示し、「航空会社が投資した資本収益率は4年連続で資本コストを上回る。これにより航空会社は成長資金を調達することや、雇用を拡大することが可能なほか、バランスシートの強化、さらには投資家に利益を配分することができる」と話した。