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2019.11.25

ウイングトラベル

経産省解説、旅行業の海外旅行関連活動低下

旅行者増、ツアー費上昇もOTA等の台頭影響

 経済産業省は統計解説で、海外旅行者数が増加しているのに対して、海外旅行指数が低下していることについて、旅行会社の海外旅行取扱額が、海外パッケージツアー価格の上昇ほどに伸びておらず、一方で、海外OTA、航空会社・ホテルサイトから海外旅行の予約購入が増加しているため、「旅行業の海外旅行関連活動が実質的に低下している」と考察した。
 第3次産業活動指数を見ると、2008年を100として、海外旅行指数は2016年以降は60台後半に低下。また、旅行業指数も2016年以降は90台前半に低下している。
 出国日本人数は2008年に1599万人だったのが、2018年は1895万人と過去最高となり、2019年は2000万人超えがほぼ確実となっている。
 経産省では、海外旅行指数のデータ元となっている統計を見ても、主要旅行業者の海外旅行の取扱額は海外旅行指数ほど低下していないとしている。

 

※海外旅行指数(経産省統計解説から引用)