香港、3日午後から各所で大規模ストライキ

交通影響も、7日に香港ドルの米ドル両替運動

　在香港日本総領事館は9月2日、香港での抗議活動に関する注意喚起（その31）を発出した。9月3日午後1時半から、金鐘・添馬公園と中環、遮打花園で、大規模ストライキに伴う集会、午後3時から中環・愛丁堡廣場で学生運動音楽会が実施される。大規模ストライキ、複数学校の授業サボタージュ等が呼びかけられ、公共交通、道路などの都市機能に影響が出る可能性があり、注意が必要としている。また、9月7日には香港ドルを米ドルへ両替する運動が終日実施される計画。
　同領事館は、政治・抗議活動や衝突・口論の場に遭遇した場合には決して近づかないことと促している。とくに、8月20日深夜に、将軍澳地区の「レノンの壁」前で市民数人が男に刃物で切りつけられ、負傷する事件が発生しており、各地にある「レノンの壁」周辺では、口論などのトラブルが相継いでおり、注意が必要としている。
　館領事メールや報道等から最新情報を入手し、 抗議活動の様子をスマートフォン等で撮影しない。スマートフォン等の撮影は、警察当局の記者会見で、撮影した者が抗議者達に取り囲まれて批判されたり、さらには殴打されたりする例があった。