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2019.08.19

WING

レイセオン、EA-18G向け新電子戦ポッド29本納入

米海軍に納入、システム試験や耐空認証用に投入

 レイセオンは8月5日(米西部時間)、EA-18Gグローラー電子戦機への搭載を目指して開発中の次世代中帯域妨害ポッド(Next Generation Jammer Mid-Band:NGJ-MB)の最初の試験用ポッド合計29本を米海軍に納入したことを明らかにした。このうち15本はミッションシステム試験用のEMDポッドであり、14本は耐空性認証用の空力的試験ポッドとなっている。
 NGJ-MBによる妨害能力向上で、EA-18Gは味方の攻撃機とミサイルを支援する(相手方の反撃を妨害する)ため、より最適な位置で運用できるようになる。同ポッドは収容能力と出力が高くなった航空機搭載電子攻撃兵器である。脅威側のレーダーや通信機器を妨害し、能力を低下させ、否定することで味方を防護する。
 加えてレイセオンはNGJ-MBの必要とする大電力を供給するためのプライム発電ポッドも開発している。2019年第3四半期には、この発電ポッドを民間のガルフストリーム機に装着して、発電飛行試験およびリスク低減努力を実施するため、初度飛行許可プロセスを進めている。同ポッドはEA-18Gの胴体下に装着される。
 レイセオンのNGJ-MBの設計は、かなり遠方から運用し、多様な目標を同時に攻撃できる能力を含んでいる。その技術は他のミッションやプラットフォーム(搭載ビークル)に拡大、縮小することも可能だと言う。

 

※写真=レイセオンの試作したNGJ-MB電子妨害ポッド(提供:レイセオン)