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昨年度の事故・重大インシ・安全上トラブルは計1020件
航空局まとめ、事故と安全上トラブルは17年度比増加
航空局が7月30日に発表した2018年度の航空輸送の安全に係る情報報告によれば、2018年度中に発生した航空事故は計6件、重大インシデントは3件発生したことが明らかになった。さらに安全上のトラブルは1011件発生しており、航空事故・重大インシデント・安全上のトラブルを合わせた本邦航空運送事業者からの報告件数は1020件だったことを明かした。ちなみに、2017年度は航空事故が2件、重大インシデントは5件、安全上のトラブルは1031件発生しており、18年度は事故が4件増加したほか、安全上のトラブルも20件多かった。一方、重大インシデントは2件減少した。
昨年度発生した航空事故6件のなかには、例えば6月6日に発生したエアージャパンが運航するANA834便(ホーチミン→成田)において、ホーチミンにおいて地上走行中にブレーキをかけたところ、客室乗務員5名が負傷する事故が発生。さらに、6月24日には日本航空514便(新千歳→羽田)が飛行中、機体が動揺した際に客室乗務員1名が負傷した事故も発生した。8月27日にはバニラエア873便(関西→奄美)が飛行中、機体が動揺した際に客室乗務員1名が負傷する事故が発生している。