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2019.07.30

ウイングトラベル

上半期の出国者数、関空・中部が13〜14%増

空港・港別出国統計、首都圏2空港でシェア6割

 法務省の出入国統計によると、2019年上半期(1〜6月)の日本人出国者数は前年同期比8.6%増の954万2330人と、上半期の過去最高を更新したが、主な空港・港別にみると、関空は14.2%増(2018年年間の伸び率は5.8%増)、中部は13.1%増(同じく6.4%増)と、前年より伸び率が高まっていることがわかった。同様に、新千歳は25.5%増(同9.0%増)、茨城は115.1%増(同36.9%増)、高松は30.9%増(同17.9%増)、佐賀は52.9%増(同24.1%増)など、訪日需要増加を背景に路線便数が拡充している空港でアウトバウンドの伸び率も高まっていることが鮮明になっている。
 2019年上半期の主な空港・港別の日本人出国者数をみると、出国者数が最も多い成田空港は、前年同期比5.0%増の339万8789人、次いで羽田空港は4.1%増の234万8791人と、いずれも堅調。伸び率はほぼ前年並みで推移しており、大きな変動はなく堅調といえる。この首都圏2空港で計574万7580人が出国しており、全体の60.2%と6割を占めた。

 

 新千歳25%増、茨城115%増、高松30%増
 全国的に好調、静岡や広島など減少は一部のみ
 港別の日本人出国者、金沢港や広島港など増加
■空港別の外国人入国者数、成田と関空が拮抗
 中部は21.5%増、福岡は0.5%増と伸び鈍化
 港別の入国者数、東京・横浜・長崎港など増加

※表=主要空港・港別の日本人出国者数(2017年〜2019年上半期)

 

※表=主要空港・港別の外国人入国者数(2017年〜2019年上半期)