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2019.07.26

WING

成田暦年上期、外国人旅客初の900万人超え

LCCのアジア路線など好調、国際線発着も10万回超に

 成田国際空港会社(NAA)がまとめた2019年上期(1-6月)の空港運用状況によると、国際線旅客数は外国人旅客が暦年上期初の900万人超となったため、2期連続で最高値を更新した。国内線旅客数は、新規就航やゴールデンウイーク(GW)期の10連休などが好影響を及ぼして、2017年以来の最高値に。そのため航空旅客全体では2167万人超となって、6期連続の最高値更新となった。また発着数については、LCCを中心にアジア線や韓国線が増えたため、国際線発着数が暦年上期初の10万回超えを達成。全体の発着数としては、4期連続で最高値を更新。およそ13万回になった。
 19年上期の国際線旅客は前期比5%増の1796万6767人となった。そのうち外国人旅客は6%増の921万1063人で、初めて900万人を上回り、6期連続で最高値を更新した。日本人旅客も堅調で5%増の690万7736人に。通過客は1%減の184万7968人となった。国内線旅客は6%増の370万6255人だった。これは去年7月以降に新規就航が相次いだことや、GW期の長期休暇が好影響をもたらしたためと見られる。そのため空港全体の旅客数としては、国際旅客・国内旅客とも好調に推移して5%増の2167万3022人となった。

 

6月国際旅客は外国人3%増、日本人4%増