記事検索はこちらで→
2019.07.05

ウイングトラベル

JTB調査、夏休み海外旅行は過去最高の299万人に

旅行消費額も増加、若年層の需要増見込む

 JTBは2019年夏休み(7月15日〜8月31日)の旅行動向を発表した。それによると海外旅行人数は航空座席供給数の増加や海外旅行コア層や若年層の旅行意欲が高まりを見せていることから、昨年の289万人から3.5%増の299万人となり、過去最高になると予想した。方面別ではハワイ、グアムやアジア方面に人気が集まっている。また、1人あたりの旅行平均費用は6.2%増の22万7000円となると予測した。
 一方で、国内旅行は景気先行きの不透明感や消費増税への備えなどから0.2%減の7435万人と微減になると予想した。
 JTBによると海外・国内あわせた夏休みの総旅行者数は0.1%減の7734万人、総旅行消費額が4.9%増の3兆3723億円となるとした。このうち海外旅行消費額は9.8%増の6808億円、国内旅行消費額が3.8%増の2兆6915億円と予測した。1人あたりの平均費用について見ると、海外旅行が6.2%増の22万7700円、国内旅行は4.0%増の3万6200円と軒並み増加すると見込んでいる。

 

 国内旅行は消費増税を懸念し微減に
 甲信越、沖縄が人気、花火大会なども注目

 
 国内旅行先は、甲信越が1.3ポイント増の11.4%、沖縄が0.7ポイント増の2.8%と前年より増加している。エースJTBの予約状況を見ると沖縄、北海道、関西(ユニバーサルスタジオジャパン含む)、東京(東京ディズニーリゾートを含む)、九州の順に人気高い。特に今年は新元号ゆかりの地である伊勢への旅行に対する人気が高まっているほか、若者やファミリーが行きやすい花火大会や動物園や水族館も人気だという。

 

※表=2019年夏休み旅行人数、旅行平均費用の推計(JTB提供)

 

※表=夏休み海外旅行人数推計(JTB提供)