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2019.07.05

WING

横田飛行場、滑走路に重なる一部外周道路を切替え

工期約1年6ヵ月、土砂は所沢通信施設へ

 横田飛行場で、滑走路の外周道路工事が行われている。これは米側が行っている道路の切替工事で、滑走路に重なっている外周道路の一部を滑走路外側へ切り替え、飛行場内の安全性向上を図る工事となっている。工事期間は約1年6ヵ月で、費用も米側が負担することとなっている。
 これは、議員の質問主意書に対する答弁書によって明らかとなった。質問主意書では同工事に当たって、搬出された土砂が所沢通信施設へ搬入されていることを指摘。米側の回答は同工事によって発生した土砂の集積場所を同じ飛行場内に確保できないため、運用上問題のない所沢通信施設へ土砂を搬入しているとのこと。民間事業者による処理などは考えていないという。
 また質問主意書では、所沢通信施設へ搬入した土砂について、地元住民の一部から汚染物質などを心配する声が聞かれるとしたが、米側は搬出した土砂には特定有害物質に汚染されていることが考えられないとしながら、公共の安全に配慮するため、指定調査機関で調査を実施。その結果、汚染は確認されなかったとした。