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2019.06.26

WING

菅内閣官房長官、「航空局に厳しく指摘」

中部空港などGHで増便要請断りを問題視

 菅義偉内閣官房長官は6月24日に開催された日本旅行業協会(JATA)通常総会終了後に来場し、総会出席者にあいさつし、観光立国の推進、訪日外国人旅行者4000万人を実現する上で、国を挙げて、官民一体で環境整備を進めていくことを強調した。
 とくに、航空・空港問題について触れ、「中部経済界から中国が要望した週50便を中部空港サイドがグランドハンドリング能力を理由に断ったことを聞いた。これを受けて、全国の空港を調査したら、週150便の受入を断ったことが分かった。この件については、大変申し訳なく思っており、航空局に厳しく指摘した」ことを明らかにした。
 菅長官は、「今後はこうした障害を取り除くために国を挙げて取り組んで行くので、旅行会社の皆様にも環境整備に向けて協力してもらいたい」と要望した。
 菅長官は、訪日外国人旅行者に人気の新宿御苑が午後4時半で閉園するため、開園時間を延長するなど、インバウンドの環境整備を促進している。

 

※写真=JATA総会終了後に登壇する菅義偉内閣官房長官