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2019.06.17

WING

ボーイング、特殊作戦用MH-47GブロックIIを追加受注

2021年から陸軍特殊作戦航空部隊へ引き渡し、累計15機に

 ボーイングはこのほど、米陸軍特殊作戦航空部隊向けの重輸送ヘリコプターMH-47GブロックIIの第2ロットを1億9400万ドルで受注、2021年中に引き渡しが始まる予定であることを発表した。今回の受注でMH-47GブロックIIチヌークの累計受注数は15機となる。ボーイングによると特殊作戦航空部隊のMH-47Gフリートのうち、約4分の1の機数のMH-47GブロックIIを受注し、2019年から最終組立が始まるという。
 ブロックIIは、陸軍に世界で最も難しいミッションを安全に達成するための能力強化をもたらすものという。耐用命数を延長し、性能を向上させるための技術的進歩(幅広い新ローターブレード、新型トランスミッションなど)を特徴としている。ブロックIIは既存機の改修と新造の双方が含まれる。

 

※写真=土埃で視界が悪くなる「ブラウンアウト」状態での離着陸。MH-47GブロックIIは、このような最も厳しい状況下での特殊部隊の任務達成を支援する(提供:ボーイング)