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2019.05.31

ウイングトラベル

ハワイアン航空、日本への積極投資を継続

JALとのJV実現でさらなる収益拡大目指す

 ハワイアン航空(HAL)のテオ・パナジオトゥリアス上級副社長(グローバルセールス&アライアンス担当)は5月30日、都内で記者会見を行い、日本市場への投資を今後も積極的に展開していく考えを示した。さらに2018年の日本航空(JAL)とのコードシェア提携後、日本事業における収益が提携前の25〜30倍に、相互利用総数が8〜10倍に拡大していることを明らかにした上で、現在準備を進めているJALとの共同事業(JV)を実現することで、地方へのネットワークを一層強化していき、ハワイへの日本人送客数の上積みを目指していく方針を強調した。
 同社は2010年に羽田−ホノルル線を開設し日本事業に参入。現在は、羽田、成田、新千歳、関西からホノルル線を運航するほか、羽田−コナ線を運航。日本−ハワイ間で週31便を運航している。
 2016年に日本での営業組織体制の再構築を図った。さらにJALとの提携を機にグローバルセールス部門の拠点をホノルルから東京に移し、パナジオトゥリアス上級副社長が常駐する体制となっている。

 

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※写真=今後の日本事業の展開について説明するハワイアン航空のテオ・パナジオトゥリアス上級副社長