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2019.05.30

WING

JAL4月、国際線利用率は3.6ポ減少の77%に

国内線利用率は3.4ポ増の69.9%に

 日本航空(JAL)は5月29日、JALグループの4月の輸送実績を発表した。国際線の平均搭乗率は前年同月比3.6ポイント減少した77%。一方、国内線の利用率は3.4ポイント増加した69.9%となった。国際線全路線の総旅客数は、前年同月比比2.5%減少した72万1419人、需要を表すRPKが35億766万7千人キロは0.9%減少、座席供給量を表すASKは45億5311万3千座席キロと前年比3.7%増加している。
 国際線旅客数ベースでみると、ハワイ・グアム線が16%減、オセアニア線も14.4%減と大きく減少。この2路線はASKがハワイ・グアム線で9.9%、オセアニア線で5.8%減らしており、座席供給量を上回る形で需要が落ち込んだ。
 また欧州線、東南アジア線では、ASKを欧州線で4.5%増、東南アジア線を2.2%増と供給量を拡大したものの、欧州線が1.4%減、東南アジア線が6.7%減となった。
 一方、中国線がASKは7.2%増の利用率1.9%増、韓国線はASK21.5%増の利用率5%増と伸びている。特に米大陸線はASK11%増の利用率13.1%増と大きく伸ばすことに成功した。