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2019.05.17

WING

自衛隊18年度災害派遣、過去10年で最も少ない443件

派遣人員は延べ119万人、東日本震災以降で最高に

 統合幕僚監部は、自衛隊による2018年度の災害派遣および不発弾処理の実績を発表した。自衛隊が18年度に実施した災害派遣件数は合計で443件になり、派遣人員は延べ約119万人になった。この派遣人員数は、東日本大震災に対する派遣のあった2011(平成23)年度以降で最大規模になる。
 18年度に派遣規模5000人を超えた大規模な災害派遣は4件。7月の集中豪雨では、人員延べ95万7000人を派遣した。艦艇は150隻、航空機は340機に上り、人命救助活動など44日間実施した。
 北海道胆振東部地震では、陸上自衛隊北部方面隊を中心に海・空自衛隊も含め、延べ21万1000人を派遣した。艦艇は20隻、航空機が230機派遣して、39日間活動した。
 18年度に発生した山林火災は8県12件に上り、延べ5300人の災害派遣を行った。活動した航空機は120機になり、所領が320両となった。

 

不発弾処理1480件、沖縄は全体の46%に

 

※図=18年度災害派遣実績(提供:統合幕僚監部)