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2019.04.08

WING

レイセオン、ディープストライクの初度設計審査完了

射程499キロの長射程精密打撃ミサイル、初発射へ

 レイセオンと米陸軍は先頃、「ディープストライク」地対地ミサイルの初度設計審査(PDR)を完了し、今年末に計画されている初めての発射試験に向けて開発を促進していくことを明らかにした。ディープストライクは60~499キロメートル離れた固定地上目標を攻撃する長射程精密打撃ミサイルであり、2発を1個のポッド兼ミサイル・キャニスターに収め、陸軍のM142 HIMARSおよびM270MLRS発射機に搭載し、発射される。
 米陸軍の精密打撃ミサイル(PrSM)要求に完全に合致し、1970年代に設計された現有ミサイルを代替し、その運用の終了を図るものである。陸軍はPDRの間、新ミサイルの設計を、先進的な推進システムと革新的攻撃パッケージから誘導システムまで、あらゆるアスペクトから評価した。

 

※画像=M142HIMARS装輪発射機から発射されるディープストライクのイメージ(提供:レイセオン)