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2019.03.19

ウイングトラベル

JTB「ワーケーション」推進の新サービス開始

2021年までに60法人への導入目指す

 JTBは仕事と休暇を両立させる「ワーケーション」に関する新たな事業を4月1日から開始すると発表した。アウトドアオフィス事業を展開するスノーピークビジネスソリューションズと共同で、国内外の旅行先などで企業の会議を行うといった新たな働き方を提案するサービスを法人向けに提供する。第1弾としてハワイで「CAMPING OFFICE HAWAII」として展開。その後、国内外各地で順次展開していく方針。4月から「働き方改革関連法」が順次施行され、労働形態の変革や休暇取得のあり方が求められていく中で新たなオフィススタイルとして提案する。両社は手始めに2021年までに60社の企業にサービスを提供していくことを目標に事業を展開していく。

 スノーピークビジネスソリューションズと協業
 第1弾はハワイで「CAMPING OFFICE」展開

 CAMPING OFFICE HAWAIIはハワイにあるJTBの現地提携ホテルやレストラン、レジャー施設、邸宅や遊休スペースにおいて、スノーピークが展開するフィールドギアや研修プログラムを活用し「オフサイトミーティング」を提供。ハワイの大自然の中で休暇を取りながら快適に働くという新しいワークスタイルを提案するというもの。
 一例としては、オアフ島北東部にあり、数々のハリウッド映画で使用されている「クアロア牧場
」に参加者全員でテントを設営。その後、テント内で中期経営計画の策定や商品開発アイデアの会議などを行う。その後は、屋外バーベキューやチーム・ビルディングプログラム、さらに映画のロケ地ツアーを楽しんで終了という流れのプログラムを用意した。

 

 MICE関連事業の新たな選択肢として訴求
 今後は東京や欧米などを中心にサービス拡大へ

 今後の事業展開については、これまで展開してきたMICE関連事業における新たな選択肢の1つとして提案していく方針。JTBの治福司執行役員は「海外へのインセンティブ旅行を提案した際に、旅行中の事業の停滞を懸念する経営者に対する新たな選択肢として旅先でも仕事を行うことができるワーケーションのサービスを提案していきたい」と話す。

 

 JTB、海外テレワーク制度を初導入
 ハワイのオフィスで業務を行える体制構築

※写真=ワーケーションの新サービス「CAMPING OFFICE HAWAII」を紹介する関係者。写真右からJTBの治福司執行役員・グローバル事業本部 グローバルDMC事業部長、スノーピークビジネスソリューションズの村瀬亮代表取締役

 

※写真=「CAMPING OFFICE HAWAII」のイメージ