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2019.03.11

ウイングトラベル

2月の旅行業3件倒産、負債総額倍増

宿泊業8件、負債20億円、販売不振6件

 東京商工リサーチ(TSR)によると、2月の旅行業倒産は、前年同月から1件増、前月と同じ3件で、5カ月連続で前年同月を上回った。負債総額は前年同月から倍増、前月から13%増の1億8200万円だった。
 形態別では3件とも破産で、原因別では販売不振が2件、既往のシワ寄せ(赤字累積)が1件だった。業績低迷による資金繰り悪化で、小規模零細の業者が行き詰まっている。
 3件の中では、第2種旅行業の日本の旅エンジョイが2月6日に破産開始決定。国内旅行のツアーとタレントショーなどを企画。インバウンド拡大で、訪日外国人向けツアー商品を販売したが、売上不振で資金繰りが悪化、2018年10月に事業を停止した。