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2018.04.25

ウイングトラベル

西バレンシア州、双方向の観光交流アピール

ミッション来日、スペイン政観とワークショップ

 スペイン政府観光局は、スペイン・バレンシア州政府ミッションの来日に伴い、バレンシア州政府観光局、バレンシア商工会議所との共催でミニワークショップを開催した。ワークショップ後の昼食会冒頭の挨拶で、スペイン政観マジ・カステルトルツ局長は、昨年の日本からスペインへの訪問者は宿泊日数で前年比5%増、1日あたりの消費金額は同7%増の410ユーロと、好調に推移していることをアピール。日々の旅行業界関係各社のスペインの送客に対して、感謝の意を示した。また「バレンシア州は多くの魅力がある。この州知事ミッションの来日をきっかけに、日本でもバレンシアの魅力が広く周知されるきっかけになることを願う」と挨拶した。
 バレンシア州は、マドリッドの南東、バルセロナの南西に位置し、地中海に面した風光明媚な州。8つのユネスコ世界遺産があり、文化、歴史、22の自然公園など魅力溢れるデスティネーションだ。昨年は世界各国から約2500万人の観光客が訪れている。パエリアに代表される美味しい料理、誰でも参加がでるお祭など、日本人にとってもアピールポイントは多い。
 バレンシア州商工会議所ホセ・ビセンテ・モラタ会頭は、「今回のミッションはバレンシア州への日本人旅行者の増加、及びバレンシア州から日本への旅行者の増加を目的としている。両国間の貿易・観光が増加することを願っている」と述べた。
 またバレンシア州知事シモ・プッチ・フェレール氏は、「バレンシアにとって観光は重要な産業。文化ツーリズム、世界遺産、伝統的な祭りなどの開発に力を入れて、持続可能な産業として成長していくことを目指していきたい」と述べ、観光産業に力を入れていることを強調。
 観光においての重要なポイントとしては、「安全と医療サービスの充実」の2点を挙げ、より多くの日本人が来ることを願っていると話した。さらに「日本市場向けのツーリズム戦略を高い優先度で考えていきたい」としており、今年9月にファムトリップを企画、より多くの人にバレンシアの魅力を知ってもらいたいとしている。

 

※写真=(上段左から)カステルトルツ スペイン政観局長、モラタ バレンシア州商工会議所会頭、フェレール バレンシア州知事(下)ワークショップの様子