記事検索はこちらで→
2026.03.03

WING

JAL、経営ビジョン2035を策定

 EBIT3500億円へ、5年で2兆円超投資
 
 日本航空(JAL)は3月2日、新たな成長戦略「JALグループ経営ビジョン2035」を策定した。従来の「5ヵ年中期経営計画+ローリングプラン」から転換し、「10年ビジョンと機動的な単年度計画」による経営へ移行する。短期志向では実現が難しい抜本的な事業変革を進めると同時に、足元の環境変化には単年度計画で柔軟に対応する体制を構築する。2030年度に「EBIT3000億円、2035年度に3500億円以上」(JAL鳥取三津子社長)を目指す。今後5年間で2兆円を超える戦略的な経営資源配分を行い、機材更新の加速、新規事業領域の拡大、テクノロジー投資を推進する。
 ビジョンの中核として、理想の未来社会を「Sustainable Well-being Future(心はずむつながりが社会全体に広がるサステナブルでウェルビーイングな未来)」と定めた。テクノロジーが進展する一方で孤独や分断が深刻化しているとし、人と人、地域と地域が物理的・心理的な壁を越えてつながり、一人ひとりが多様な価値観の中で人生を選択できる社会の実現を理念として掲げた。
 そこに向けた事業戦略は、「Growth」「Sustainability」「Social Impact」の3軸で整理した。