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2019.03.06

WING

同一空域で複数事業者ドローンの運航管理成功

多様なドローンが飛び交う社会にまた一歩前進

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、国内産業界などと共に、福島ロボットテストフィールドにおいて、同一空域で複数事業者のドローンの運航を管理するシステムの実証実験を行った。この試験の結果、運航管理統合機能、運航管理機能のほか、情報提供機能といったシステムの各種構成要素が、正常に作動することを確認したという。これにより、将来的に物流や郵便、警備、点検、農業、測量など、様々な分野で活用することが見込まれるドローンの普及に向けて、また一方近づいてきた様相だ。
 NEDOによれば、2019年度以降、今回開発した運航管理システムの普及に向けて、プロジェクトに参画しているドローン事業者以外の国内外のドローン事業者が、運航管理統合機能と接続したドローン運航試験を福島ロボットテストフィールド内で実施できるよう、運航管理システムのアプリケーション・プログラミング・インターフェースを順次公開する予定だ。さらに、運航管理システムについて、国際標準への提案を見据えていることを明らかにした。