記事検索はこちらで→
2026.01.19

WING

東北大・日機装、外部電源なしにCFRP損傷検知

 航空機などの自立型ヘルスモニタリングに

 東北大学大学院と日機装、そして英国のリーズ大学の研究チームが、外部電源や電池、さらには配線なしでも、炭素繊維複合材(CFRP)の損傷を検知することができる技術を、開発することに成功した。研究チームはCFRPの損傷を自ら検知する機能を付与した複合材料を開発。世界で初めて、CFRPのき裂進展を「電波送信間隔」から定量的に読み取ることに成功したことを明らかにした。
 航空機の主たる構造材料として活用が進んだ炭素繊維複合材(CFRP)。航空機構造に限らず、宇宙機や自動車、風力発電など、高比強度・高比剛性という特長を生かし、さまざまな産業で利用が進み、今や不可欠な材料となっている。東北大学が開発した技術を応用すれば、航空機や宇宙機、風力発電ブレードなど、CFRPを活用した大型構造物について、外部電源ゼロの自立型ヘルスモニタリングにも繋がっていくことが期待できそうだ。

※画像=航空機や宇宙機などさまざまな産業でCFRPの活用が進んでいる。大型構造物などにおけるCFRP損傷診断は従来からの課題だ(提供:ボーイング)