ウイングトラベル
★ANA年末年始、国際線予約は11.5%増、国内も1.2%増と堅調
ハワイ線過去最高予約数、日中関係悪化も予約は4%増
全日本空輸(ANA)が12月22日に発表した年末年始期間(12月26日~1月4日)の予約状況によると、国際線予約数は前年同期比11.5%増26万7510人と好調に推移。国内線予約数も1.2%増えた146万9008人と、堅調に伸ばした。ANAは今年度の傾向について、「日並びが良く、国内線、国際線ともに好調だ」と分析した。
国際線の提供座席数は6.7%増えた30万9258席、予約率は3.7ポイント上昇した86.5%に。現状、ピーク日は日本発便が12月27日、海外発便は1月4日となっている。
全方面で予約は伸びており、なかでもハワイ線は年末年始期間として過去最多の2万4774人と、予約が好調だ。ハワイ線のほかにも、日本発需要ではバンコク、シンガポール、ソウル線などアジア方面の需要が好調だという。
日中関係が急速に悪化し、中国線の予約動向が気になるところだが、ANAにおける足元の予約状況をみると、前年比4.1%増加した。その一方で中国線の座席供給量は0.8%絞っており、予約率は83%となっている。
一方、国内線の提供座席数は2.2%減の173万4632席と、若干、供給量を絞った。予約率は2.8ポイント伸びた84.7%となっている。下り便のピークは12月27日、上り便のピークは1月3日と4日となっている。方面別では関西方面が前年比4%増、北海道方面も2.5%増となるなど、好調に推移している。
※画像=ANAの年末年始は国際線・国内線ともに好調。国際線はハワイなどが牽引した
