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2025.12.18

WING

米運輸省、先進エアモビリティ国家戦略策定

 4段階の実装ロードマップ「LIFT」、AAM実装加速

 米運輸省(US DOT)は12月17日(ワシントンD.C現地時間)、米国初の先進航空機モビリティ(AAM)国家戦略を策定したことを発表した。これにより日本では空飛ぶクルマと呼ばれるAAMの社会実装を加速する狙いだ。
 2026年~2036年を対象とした同戦略では、2027年までに広範な空港インフラを活用・改修して機体のデモンストレーションと初期的な運用を推進する。その上で2030年までに複数の都市部および地方で実装。米運輸省が導入を進めている新しい航空交通管制システムを活用し、ドローンやほかの無人航空機と統合した低高度交通管理を確立することを目指す。そして 2035年までに労働力が不足している地域への展開のほか、飛行が制限される可能性のある厳しい条件下での完全自律飛行など、様々なユースケースの利用へ拡大する。