中国フリゲート2隻が日本周辺通過

 大隅海峡と沖縄本島－宮古島間から太平洋へ
 
　統合幕僚監部は12月9日、中国海軍のジャンカイⅡ級フリゲート2隻が8日に日本周辺海域を航行し、大隅海峡および沖縄本島－宮古島間の海域を通過して太平洋へ向かったと発表した。
　8日午前11時頃には、海上自衛隊が口永良部島西方約80kmの海域で東進するジャンカイⅡ級フリゲート1隻（艦番号529）を確認。その後、当該艦艇は大隅海峡を東進し、太平洋へ航行した。
　同日午後3時頃には、宮古島北東約130kmの海域で南東進する別のジャンカイⅡ級フリゲート（艦番号548）を確認。この艦は沖縄本島と宮古島の間の海域を南東進し、そのまま太平洋へ出たことが確認された。
　これらの動きに対し、防衛省・自衛隊は海上自衛隊第3ミサイル艇隊所属のミサイル艇「おおたか」と、第1航空群所属P-1哨戒機、第5航空群所属P-3C哨戒機を投入し、警戒監視と情報収集を実施した。
 
※写真＝ジャンカイⅡ級フリゲート（艦番号「529」）（提供：jmsdf）

※写真＝行動概要図（提供：統合幕僚監部）