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中国空母「遼寧」、北大東島東方で発着艦約140回
海自護衛艦「てるづき」が警戒監視、空自戦闘機も緊急発進
統合幕僚監部は12月9日、中国海軍クズネツォフ級空母「遼寧」(艦番号16)を含む艦隊が7日以降も太平洋上を航行していることを確認したと発表した。艦隊は北大東島東方の公海上で行動しており、8日には同島の東約490km、9日には東約450kmの海域で確認された。
確認されたのは「遼寧」のほか、ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦2隻(艦番号117、124)、フユ級高速戦闘支援艦1隻(艦番号901)の計4隻。8日には「遼寧」から艦載戦闘機および艦載ヘリの発着艦が約40回行われ、5日から8日までの発着艦回数は累計約140回に達した。
防衛省・自衛隊は、海上自衛隊第6護衛隊所属の護衛艦「てるづき」を投入し、艦隊の動向について警戒監視と情報収集を実施した。また、艦載機の活動に対しては、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させるなどの対応を取った。
