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ボーイング、スピリット・エアロシステムズ買収完了
民間・MRO統合、防衛はスピリット・ディフェンス設立
ボーイングは12月8日(米アーリントン現地時間)、スピリット・エアロシステムズの買収を完了したことを発表した。品質問題に揺れたスピリット・エアロシステムズを傘下に収めることで、サプライチェーンの高品質化と安定性を強化する狙いだ。
これにより、スピリット・エアロシステムズの解体が進む。これまでスピリット・エアロシステムズが担ってきた737型機の胴体生産、767型機、777型機、そして787型機といったボーイングの主要構造生産は、ボーイングの民間航空機部門に。アフターマーケット事業はボーイングのグローバルサービス部門にそれぞれ統合する。ボーイングとしては同社最大のスペアパーツサプライヤーを取り込むことに成功したかたちで、ボーイングのMROサービス体制が大幅に拡充することになる。
