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航空機でCO2濃度観測、JALが787-9型機で体制強化
気候変動解明へ国立環境研究所などと協働
日本航空(JAL)は12月3日、787-9型機を用いた大気観測を4日から開始すると発表した。JAL財団、気象庁気象研究所、国立環境研究所、ジャムコと共同で進める「CONTRAILプロジェクト」の一環。これまで777型機を中心に行ってきた温室効果ガス(CO2)観測を787-9型機に継承する。今回1機を観測用に改修して運用を始めるが、「今年度中にさらに787-9型4機を改修する」(JALエンジニアリング技術部システム技術室ボーインググループ・前田素規氏)計画。しばらくは既存の777型機と合わせて計6機体制で観測を行う。
※写真=改修した787-9型機。CONTRAILのロゴが施されている。
