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SKY中間決算、事業収益過去最高も営業益48%減
政府支援縮小・人的投資などで費用増
スカイマークが11月13日に発表した中間決算(25年4月1日~9月30日)によると、事業収益は548億8300万円と過去最高を更新した。その一方、政府支援の縮小や人的投資強化などによって営業費用が上昇し、営業利益が47.8%減少した12億1300万円となった。経常利益は312.2%増加した4億9100万円、当期純利益は4億7500万円と、前年同期の5億9000万円の損失計上から黒字に転換した。
売上高の拡大・原油安などによるコスト減少の一方で、政府支援縮小に伴う燃料費・燃料税、空港使用料などの負担が増加。人への投資も拡大したことも影響し、大幅な減益となった。
同日、記者会見に臨んだスカイマークの本橋学社長は「第2四半期は価格競争が激化する環境下で、単価と有償旅客数の最適なバランスを見極めながらレビューマネージメントを進めてきた」ことに言及しつつ、「第2四半期では、その効果が100%といった形で現れるには至らなかったが、足元では各種施策の効果が徐々に現れ始めており、確かな手応えを感じている」と説明。引き続き、単価と有償旅客数の最適なバランスを追求し、新たな業績予想の達成を目指す」と話した。
イールド・マネジメント深化
単価上昇で1Qに搭乗率減も第2Qで調整
スカイマークはイールド・マネジメントの深掘りを進めており、戦略的に単価を引き上げた。単価を引き上げた結果、座席利用率は79%と、前年同期から5ポイント低下したかたちとなった。
※画像=売上収益は過去最高を更新。ただ、営業利益が47%減少。写真は本橋社長
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