中国「福建」就役で海・空作戦能力新段階へ

　透明性欠く軍拡に防衛省警戒、監視体制を強化

　中国第3の空母「福建」は今月5日、南シナ海に面する海南島で就役した。従来の「遼寧」「山東」より大幅に大型化し、固定翼早期警戒機などの運用を可能にする電磁式カタパルトを搭載した新設計の空母だ。これに11日、小泉進次郎防衛大臣は会見で防衛省として明確な警戒姿勢を示すと「艦載機運用能力の向上が指摘されている」とし、中国海軍の行動範囲と作戦能力が質的に変化する局面に入ったとの見解を示した。