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2021.12.28

「新しい時代」に対応したタイのMICEプロダクト①

「新しい時代」に対応したタイのMICEプロダクト

 

タイだからこそ実現できるユニークで多彩なMICE体験。「ウィズコロナ」「ポストコロナ」の観点からもおすすめしたいアクティビティーや最新のMICE向け施設を紹介したい。

 

 

 

CSRに関するプログラム

 

■サンゴの養殖やマングローブの植樹、ゾウとのふれあい
タイではCSR(企業の社会的責任)に関するプログラムが豊富にそろう。例えば、地球温暖化による海水温の上昇で、サンゴへの被害が世界的な問題となっているなか、パタヤの海軍施設ではサンゴの養殖体験が可能。海に近いエリアでのマングローブの植樹体験や、ゾウの保護と自然環境を学ぶ「エレファント・サンクチュアリ」など、サスティナビリティーをテーマとしたアクティビティーが充実している。

 

 

タイらしさを全面に出したプログラム

 

■「ムエタイ」エクササイズや托鉢で異文化体験
日本ではなかなか体験できないタイの文化に触れるプログラムも。その一例が、タイ式キックボクシング「ムエタイ」を取り入れたエクササイズ。パンチやキックなどの基本的な動きを取り入れたエクササイズで、試合前の儀式として踊る「ワイクルー・ラムムアイ」の動きと、その意味を知ることができる。また仏教国のタイらしい体験としては、托鉢僧にお供え物を渡す体験がおすすめ。同じ仏教国でも異なる様式を知る「異文化体験」のひとつとして、プログラムに取り入れてみたい。

 

 

 

豊富なユニークベニュー(施設)

 

■ルーフトップのオープンスペースがパーティー会場に
タイのMICEの大きな魅力の1つが、ユニークなベニューが豊富であること。リバーサイドやビーチサイド、ジャングルでのバンケット、高層階での会議、美術館・博物館、劇場などと選択肢が多いだけでなく、要望に応じてさまざまなカスタマイズができる。なかでも人気なのが、観光のひとつとしても定番となったルーフトップバー。ホテルや高層ビルの屋上を貸し切り、眼下に広がる夜景を眺めながら開放的な空間でパーティーを実施できる。

 

 

 

タイだからできる「ワーケーション」

 

■充実したコワーキングスペース
仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を組み合わせた造語「ワーケーション」。長期休暇を兼ねてリモートワークを行う勤務スタイルで、旅の新しいスタイルとしても注目されている。もともとノマドワーカーが多いタイでは、Wi-Fiなどのインフラが整うほか、コワーキングスペースが充実。日本から各グループでタイへ出発し、それぞれの滞在先で、休暇を楽しみながら仕事したり、また現地でのレセプションやチームビルディングプログラムに参加したり、といった新しいMICEのスタイルが実現可能だ。

 

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