【潮流】旅行会社と地域観光振興

　旅行会社のBPO事業、官公庁・地方自治体からの地域創生、地域活性化のための受託事業は、コンプライアンス問題はあったものの、旅行業界のビジネスモデルとして、各地方自治体との協定締結の動きが続いている。
　東武トップツアーズは、教育遺産世界遺産登録推進協議会からの委託を受け、体験をテーマに、栃木県足利市を訪れる「近世日本の教育遺産群体験型ツアー」を発売した。近世日本の教育遺産群の認知度向上とイメージアップ、交流・関係人口の拡大と経済の活性化を図る。
　また、大阪・関西万博開催に向けた地方での機運醸成イベント実施業務の一環として、宮城県で万博機運醸成シンポジウムを開催した。万博開催まで１年あまりの中で、大阪・関西万博のテーマや理念、具体的なコンテンツを東北で知ってもらい、東日本大震災の逆境から立ち上がる東北の姿を世界に発信するため、「宮城県×大阪・関西万博」を考えるシンポジウムを仙台で開催した。