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2021.08.02

【潮流】ワクチン接種と入国規制

 和田浩一観光庁長官は、7月1日に就任してから3週間を経て初めて会見した。就任の抱負として開口一番、「新型コロナウイルス感染拡大の影響で観光産業が甚大な影響を受けており、観光産業の復興が一番大きな仕事」と語り、観光産業の事業継続と雇用維持に全力で取り組む方針を示した。
 具体的には、「産業横断的な各種融資制度、雇用調整助成金の特例措置、地域観光事業支援の活用」などを挙げた。その上で、国内Go Toトラベルの再開、訪日インバウンド、海外旅行の再開の戦略的準備を進めることを強調した。
 帝国データバンクの調査では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で倒産した旅行会社は23件で、飲食店の302件、ホテル・旅館の100件と比べると少ない。