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2025.10.08

WING

中谷大臣、新田原負担軽減へ地元理解得て安定運用

 F-35B訓練で負担軽減案、騒音度調査実施へ

 中谷元防衛大臣は10月7日の閣議後会見で、航空自衛隊新田原基地に配備されたF-35B戦闘機に関する地元住民への負担軽減策について、前日6日に宮崎県など関係自治体へ説明したことに触れた。基地で行う訓練の説明が不十分だったことについて「地元の皆様から厳しい指摘をいただき、どのような負担軽減策が可能か真剣に検討を行ってきた」とし、新富町長や宮崎県知事からは「一定の評価を得た」認識だと説明。早急に説明会を行うとして「引き続き、丁寧な説明にしっかりと努めたい」と述べた。
 防衛省が6日に発表した負担軽減策は、当初の訓練内容に関する省側の説明が不十分だったことを踏まえ、訓練内容を修正し、騒音対策を盛り込んだもの。併せて今年度から2027年度にかけて、基地周辺の騒音度調査を行い、第一種区域等の見直しを進める方針だ。