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中国情報収集艦が沖縄本島と宮古島間を通過
 
                      太平洋進出が常態化、海自が南西海域で警戒監視
  統合幕僚監部は9月22日、中国海軍のドンディアオ級情報収集艦(艦番号791)が沖縄近海を通過して太平洋へ向かったと発表した。海上自衛隊では、第46掃海隊(沖縄)の掃海艇「くろしま」および第5航空群(那覇)のP-3C哨戒機が警戒監視・情報収集活動を行った。
 発表によると、中国情報収集艦が20日15時ごろ、久米島南西沖約90キロの海域を南東方向へ進み、その後沖縄本島と宮古島の間を通過して太平洋へ進出したという。
  中国海軍による沖縄本島・宮古島間の通過は、近年常態化しており、西太平洋での活動範囲拡大を示す動きとなっている。特に情報収集艦による行動は、周辺の自衛隊および米軍の通信・レーダー波を捕捉する意図があると見られ、日・米による警戒監視態勢への負荷を強めている。
※写真=太平洋進出を確認したンディアオ級情報収集艦(提供:統合幕僚監部)
 
         
    
