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DLR、「2070年までの航空発展経路」発表
 
                      環境と成長は両立、保守シナリオでも約23%排出減
ドイツ航空宇宙センター(DLR)が、「2070年までの航空発展経路」(DEPA 2070)を発表した。この研究は、今後50年間にわたる航空分野の将来の発展がもたらす技術的、経済的、社会的な影響を体系的に評価することを目的としたものだ。これによれば、世界の航空交通量の増加が見込まれるにもかかわらず、CO2排出量の大幅な削減が可能であることを示唆。保守的なシナリオでは、100人キロメートルあたりの排出量を約23%削減することができると試算した。さらに、水素やバッテリーによる電気推進システムの早期導入が実現するという進歩的なシナリオの場合、最大で89%のCO2排出量削減が見込まれるとした。
 
         
    
